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マメルリハ、オカメインコ、
セキセイインコなどインコの仲間の飼育

人気が急上昇しているマメルリハやアキクサインコ、昔からペットとして馴染みのあるセキセイインコやオカメインコ、コザクラインコなど、一般的にインコと呼ばれる鳥さん達の飼育方法をご紹介しています。インコさん達のたくさんの羽色はこちらの図鑑ページにてご紹介しています。

セキセイインコの屋外飼育手が届くくらいに近い屋外インコさん。人慣れしているのか、終始リラックス 屋外飼育のセキセイインコの群れ屋外飼育されているインコさんの群れ どちらも撮影場所は子供の国(横浜市)

インコを思い浮かべたとき、まず頭に浮かぶのはセキセイインコという方も多いのではないでしょうか。

一口にセキセイインコと言ってもそのカラーバリエーションは豊富で、和名の由来にもなった背が黄色と青の原種の色に近いノーマルカラー、そしてオパーリン、レインボー、ハルクイン、スパングル、ルチノー、パイド、などが知られています。

また、羽が巻くように改良された羽衣セキセイインコや、通常のサイズよりも大きくなるジャンボセキセイインコといった少し珍しい種類もいます。

インコの仲間の魅力は美しい羽色だけでなく、その賢さにもあり、飼い主とのコミュニケーションがとれるほど感情豊かな点にもあります。

飼い主の言葉をよく覚えて発声する個体もおり、ペットとしての魅力にあふれた鳥といえるでしょう。

こちらで紹介するインコ各種の飼育方法は、必要最小限の内容となっております。飼育方法の詳細については専門の飼育書などもご参考にしてくださいますようお願いいたします。

本サイトのほかに参考にしていただきたい近年発行の飼育書には次のようなものがあります

インコのヒナの飼育

飼育に必要な施設や用具

  • 飼育ケース
  • 床敷き(ふわんふわんマット)
  • 手のり用スプーン
  • 餌(ひな元気DX、カルビタバード、フォスター)
  • 保温球(寒い時期や気温の変化のはげしい時)

飼育の仕方

  • 飼育ケースにふわんふわんマットをたっぷり敷いてください
  • ふわんふわんマットは1週間に1~2回取り換えてください
  • 夜寝るときや、寒い日などは飼育ケースにタオルを掛けるなどして保温してください
  • 1羽で飼育する時は、保温球などを入れてあげるとよいでしょう

インコのヒナは寒さにとても弱いので注意しましょう

餌の与え方

  1. ひな元気DXを大さじ1杯入れてお湯を注いで芯まで熱くなったら、お湯を捨てます(少し水分が残るぐらいにする)
  2. 上記のエサにフォスターをティースプーンよりやや少なめで入れ、カルビダバードを数滴入れてください
  3. よく混ぜて手のりスプーンすくって水気を切ってください
  4. ヒナをそっと包むようにもち、スプーンを口元に近づけてください(食べさせる時の温度の目安は少し熱めのお風呂の温度 40度前後)
  5. エサがぬるくなった時は途中で暖めなおしてください
  6. 乾いたヒナ元気をいつでも食べられるようにケースに入れてください
  7. エサをあげ終わったら暖かくして休ませてください。また、エサは1日2~3回与えてください

エサがぬるくなったり、冷たかったり、インコの体が冷えていると、食べないことがあります。そのときはインコをケースに入れ、体がある程度温まってきたら、再度エサを温めなおし与えてみてください。

食欲がなくなったり消化が悪くなったりすると、そのうにエサが残ったままになってしまいますので、注意しましょう(エサは毎日新しいものを作り与えてください)

ヒナはまだ赤ちゃんです。環境やエサの与え方が多少違うだけで、健康でも食べなくなることがあります。一度でも食べないと衰弱し、それが原因で死亡する場合があります。けっしてそのままにしないようにしましょう

環境

十分に寝かせる

ヒナはまだ自分の体力の限界を知らず、ゲージの外に出していると、自分の限界がくるまで遊んでしまいます。そのためヒナは体力を消耗して衰弱し、もともとお腹の中にいる多少の雑菌や寄生虫が悪さをしてしまうことがあります。

健康な時はそれを跳ね除ける力があるのですが、体力を失ったことで抵抗力がなくなり、ぐったりしたり、うんちがゆるくなったり、吐いたり、ごはんを全く食べないという症状を起こすことにつながってしまいます。

また、車での移動や新しい環境に慣れないことでのストレスなどでも同様のことがいえます。新しくお迎えした当日はゲージの外に出さず、ゲージ内でゆっくり安静にしてあげてください

エサの切り替え

飼育して2週間くらいたったら、親用のエサ(ミックスフード、粟の穂など)を与えてください。少しづつ食べるようになります。(ヒナのエサは親のエサに完全に餌付くまで与え続けてください)

初めて鳥かごに入れるとき
  • 親用のエサを食べ始め、ケース内でバタバタと羽をはばたかせるようになったら、鳥かごに出すようにしましょう
  • いきなり入れっぱなしにせず、暖かい日中を選び、夕方、寒くなる前に飼育ケースに戻しましょう
  • 風通しが良すぎると、風邪をひく原因となりますので、できるだけ静かで暖かい環境においてあげましょう
  • インコが羽毛をふくらませて、目を閉じて、じっとうずくまっているときは、風邪をひきはじめています。そのときは鳥かごへは入れず、飼育ケースで様子をみてください。

    お尻のまわりにふんがついてしまうような場合は飼育ケース内に保温球をつけ、エサに栄養剤を混ぜ与えて様子をみてください(治療適温28~30度くらい)

まだ羽毛が生えそろっていないヒナのときよりも、親の羽毛が生えそろって鳥かごに出す時期のほうが、体調管理が難しい面があります。

インコは体調が悪くなっても、警戒をしてなかなか本当の状態を見せません。インコの調子を見るときは、近くで見るのではなく、遠くからも様子をみてください

インコの成体の飼育

飼育に必要な施設や用具

飼育する鳥かごはインコの大きさや習性に応じた十分な広さを備えたものを用意しましょう。お掃除が簡単で、事故がないよう逃げ出さないもの、とがっていたりせず、怪我をしないものを選びましょう。

  • 鳥かご
  • 必要に応じてインコ用の巣箱などの寝床
  • 食器
  • 水入れ
  • 止まり木
  • 遊び道具など

お掃除

インコの健康管理のため、定期的に掃除や消毒を行い、適切な衛生状態を保ちましょう

  • 敷マット(新聞紙など)は毎日交換しましょう。鳥かごなど、食器、水入れの清掃は、汚れの程度をみながら行いましょう
  • ときどき、日光や熱湯による消毒を行いましょう(消毒液に弱いものもいますので十分に注意しましょう)

環境

適切な日照や通風などの確保を図り、適切な温度や湿度が維持された飼育環境を保ちましょう。

  1. 活動時間は日中なので、このサイクルを守るようにしてあげましょう
  2. 極端な暑さや寒さに弱いので、温度管理はこまめに行いましょう。また、通気も重要です
  3. 種によっては水浴びや砂浴びをするので、必要な設備を設けましょう
  4. 日光浴が必要。1日15分でも行うことでビタミンDの形成を促し、成長を促進する
  5. 猫やフェレットなどの肉食獣に襲われないように管理を徹底する必要があります
  6. 羽毛の生えそろっていないヒナ(幼鳥)を飼育する場合、ふごす、ます箱などを使用し、保温と清潔さを保ちましょう

インコの食事と栄養管理

インコの大きさや発育状況に応じて、適正に給餌・給水を行いましょう

食事の種類

ヒエ、アワ、キビ、カナリアシードの4種類の穀物を混合したインコ用混合飼料が一般的です。

この他に、常時与えることはありませんが、ヒマワリや麻の実などの濃厚飼料を副食として与えます。

また、イカの甲やボレー粉、ミネラルとして塩土、ビタミン源として青菜を与えます。青菜は忘れずに与えます。

ご飯の与え方(食事の回数や量)

1日で食べきる量を与えます

飲み水

いつでも新鮮な水が飲めるように、常に清潔なものを置き、取替えは毎日(暑い日は1日2回)行いましょう。

また、水浴びを好む種類は水を汚しがちなので、最低でも1日2回は取り換えるようにしましょう

注意すること

  1. 人の食べ物は欲しがっても与えないようにしましょう。インコと人は体のつくりや必要な栄養バランスが違うため、病気のもとになります
  2. 一般に哺乳類と比較すると、ビタミンA欠乏やカルシウム不足による代謝障害(痛風、卵塞など)が多いので、栄養のバランスには注意が必要
  3. 古いエサへ新しいエサの追加は不衛生になりますので避けましょう。傷みやすいすりエサは特に注意が必要です
  4. 給餌給水は毎朝、できるだけ早い時間に行うようにしましょう

インコの運動及び休養

インコの習性等に応じた必要な運動、休息及び睡眠を確保するようにしましょう。

  1. 暗くなったら消灯し、静かな環境に置きましょう。夜間はカゴに通気性のある布などをかけてあげると落ち着きます
  2. 鳥かごから出して特別に運動させる必要はありませんが、慣れているインコは手や肩に乗せて一緒に遊ぶことができます
  3. 止まり木や遊具を設置しましょう

しつけ

特にしつけるべきことはありませんが、おしゃべりをするインコもいます。

餌を与えるときや外で遊ぶときなどの接点があるときに、名前や覚えてほしい言葉などを根気よく繰り返し話しかけるのがポイントです

日常管理

  • 哺乳類に比べて、弱いので、病気やケガなどは早期発見、早期治療を心がけましょう
  • 羽毛をふくらませて、目を閉じて、じっとうずくまっているときは、健康状態が悪い時であることが多いです。また、動作、エサの消費量、便の状態は健康をチェックするのにとても重要です

インコの病気と共通感染症

品種によってかかりやすい病気があります

かかりやすい主な病気

  1. 肥満:基礎疾患として重要。肝臓疾患、痛風、糖尿病などの種々の病気を誘発します。飛べなくなってしまいます
  2. 卵塞(卵詰まり):大きなふんをして、床にいることが多くなりお腹が膨れ、元気や食欲がなくなります。危険です
  3. 風邪:くしゃみ、咳、流涙、鼻汁などがみられます。慢性化すると完治しにくくなる
  4. 毛引き症(羽つつき):自分の羽毛をかじったり、抜いたりする。栄養障害やストレスなど、原因はさまざまです
  5. 脚弱:ビタミン欠乏症からくる脚気が多く、起立歩行ができなくなる
  6. カイセン症:トリヒゼンダニが原因。くちばしや目の周り、足などに粉をふいたような白い皮ができる
  7. そのう症:インコ類ではトリコモナスやらせん菌によるそのう症が多い。おう吐や食滞の症状を発症
  8. カンジタ症:カンジタ酵母の感染による消化管の病気。おう吐や下痢がみられる。特にオカメインコは口腔内の粘りや口角の汚れが現れる
  9. サーコウイルス感染症:サーコウイルスの感染によって発症。全身の羽毛が抜けて、くちばしやツメが長くのびる。他の鳥へ感染しやすいので、病気が見つかったら早期隔離が必要です

人と動物の共通感染症

動物から人へ、人から動物へとうつる病気を、人と動物の共通感染症といい、200種類以上あるといわれています。主な共通感染症及びフェレットにかかりやすい感染症には次のようなものがあります。

  • 犬:パスツレラ症、皮膚糸状菌症、回中虫、狂犬病など
  • 牛など:Q熱、クリプトスポリジウム症、腸管出血性大腸菌症など
  • サル:Bウィルス病、細菌性赤痢、結核など
  • 鳥類:オウム病、高病原性鳥インフルエンザ、ウエストナイル熱など
  • ミドリガメ:サルモネラ症など
  1. オウム病:病原体はクラミジア。インフルエンザ様症状を発生する病気
  2. 高病原性鳥インフルエンザ:病原体はウイルス。発熱関節痛などの症状を発する病気
  3. ウエストナイル熱:病原体はウイルス。発熱、頭痛などの症状を発する病気
  4. サルモネラ症:病原体は最近。発熱、下痢、嘔吐などの急性胃腸炎などの症状を発する
  5. クリプトコッカス病:病原体は真菌。免疫力が低下していると、発熱、咳などの症状を発する
  6. ニューカッスル病:病原体はウイルス。結膜炎、耳下腺炎、インフルエンザ様症状を発する
  7. カンピロバクター症:病原体は最近。発熱、粘血便を伴う腸炎などの症状を発する

健康管理と予防方法

動物がかかる病気は、感染症、腫瘍、生活習慣病など人と同じようにたくさんあります。病気を早期発見するには、常に元気・食欲・ふんや尿の状態などに注意していることが重要です。

良いホームドクター(獣医師)を決めて、様子がおかしい時は早めに受診しましょう。

なお、病気になった時にあわてるより、普段からバランスのとれた食事や適量の運動に気を付け、ワクチンや薬で予防することが一番なのはいうまでもありません。

また、共通感染症を予防するには、口移しで食べ物を与えるなどの過度の接触をしない、ふんや尿は早めに処理する、動物の体や生活環境を清潔にする、動物の体に触れたり、ふんや尿を扱った後はよく手を洗う、などのことを守り、衛生的な飼い方を心がけていれば、必要以上に恐れることはありません。

普段から動物の健康状態に注意して、具合がおかしいと思ったら、早めに獣医師に相談してください。また、お客様自身やご家族の健康状態にも注意し、異常があれば医師に相談しましょう。

インコの繁殖制限措置など

飼育頭数が増えて、適切な飼育管理ができなくなた場合には動物を劣悪な飼育環境下に置いて虐待することとなるだけでなく、人に迷惑や被害などを及ぼしたり、遺棄や虐待などの違法な事例を発生させることとなります。

動物が繁殖し、飼育数が増加しても適切に飼育できる場合以外はできる限り繁殖を制限するように努めましょう。繁殖を抑制する主な方法としてはオス・メスを別々に飼育する方法があげられます