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厚木店の犬・猫・鳥・小動物の入荷情報や飼育方法のページです

フェレットの飼育

こちらは東葛ペット厚木店でご説明しているフェレットの飼育方法です。必要最小限の内容となっておりますので、飼育方法の詳細についてわからないことがございましたら、専門の飼育書等もご参照くださいますようお願いいたします。家族の一員として、責任をもって可愛がっていただけるよう願っております。

フェレットの飼養施設、用具及び環境

飼育に必要なもの

飼育するゲージはフェレットの大きさや習性に応じた十分な広さを備えたものを用意しましょう。また、トイレ、ベッド、おもちゃなども必要です。お掃除が簡単で、事故がないよう逃げ出さないもの、とがっていたりせず、怪我などをしないものを選びましょう

  • ゲージ
  • ハンモック(寝袋)
  • 食器(陶器製や木製などのかじっても無害なもの)
  • 水入れ
  • シャンプー
  • ブラシ
  • トイレ
  • トイレ砂
  • 消臭剤等

お掃除

フェレットの健康管理のため、定期的に掃除や消毒を行い、適切な衛星状態を保ちましょう

  • 清掃は汚れの程度を見ながら必要に応じて実施。不衛生になりがちなため、特に水換えはこまめに行いましょう
  • おしっこやうんちを多くするので、トイレは一日一回、全部取替え、こまめな消毒を心がけましょう
  • トイレについて:フェレットは個体差もありますが、同じ場所でトイレをする習性があります。専用トイレを置いて覚えさせると清潔なので、是非チャレンジしてみてください。教えるコツとしては、トイレをケージのコーナーに置き、おトイレにおしっこのついたトイレ砂を入れ、その他の場所のおしっこ、うんちは取り除き、きれいにふき取ってください。臭いが残るようなら、専用の消臭剤などで完全に臭いを消すと良いでしょう。何回か繰り返しているうちに覚えていきます。

環境

適切な日照や風通しなどを確保し、また適切な温度や湿度を保った飼育環境にしましょう。

幼いフェレットの日常管理

幼いフェレットは人間の赤ちゃんと同じでとてもデリケートです。大切に育てましょう。

おうちについたら

幼いフェレットは飼いはじめはケージに入れ、放し飼いはしないようにしましょう。体力を消耗して、ぐったりしたり、うんちがゆるくなったり、ごはんを全く食べなくなってしまうことがあります。また車での移動や新しい環境に慣れないことでのストレスなどでも同様のことがいえます。新しくお迎えした当日はゲージの外に出さず、ゲージ内でゆっくり安静にしてあげましょう

ゲージの外に放す場合、電気コード等の細いものをかじることがあり危険です。目をはなさないよう注意しましょう。

温度管理(夏や冬の注意)

幼いフェレットは、寒い時、体温調節ができないため、お母さんに寄り添って自分の体温を保ちます。幼いフェレット1匹になってしまうと、寒かったり、天候による温度差で体調をくずすことがあります(症状として下痢・食欲不振など)。そのようなことを防ぐため、ペット用の低温のパネルヒーターとハンモック(寝袋)を使用することをおすすめします。寒ければ寄り添い、暑ければ離れ、これで体温調節をすることができます。暑い日などはエアコンを使用して快適な環境作りましょう。また、病気にならないよう、冷風が直接当たらないようにしましょう。飼育の適温は20°~25°です。

フェレットの日常管理

屋内で飼う場合
  1. 採光、通気、換気がよいこと
  2. ハンモック(寝袋)は隠れられる落ち着いた場所であることが必要です
  3. フェレットは暑さや湿気に弱い動物です。寒さには抵抗力はありますが、本来は穴ぐらなどで生活しているので、冬は昼夜の急激な温度変化や、すきま風などがない場所を選びましょう
  4. 床には木製やプラスチック製のスノコ(足がはさまらないもの)を敷いておくと毎日の掃除が楽になります

フェレットの食事と栄養管理

フェレットの大きさや発育状況に応じて、適正な給餌を行いましょう

食事の種類

肉食性です。主食にはフェレット専用のペレットを与え、副食には卵黄、ゆでた鶏肉、レバー、ペット用の牛乳やそれに近いおやつなどを与えます。

ご飯の与え方(食事の回数や量)

30分程度で食べきる量を朝夕2回

飲み水

お水はいつでも飲めるよう、常に清潔なものを置いておきましょう。体が濡れてしまうことがないボトルタイプがよいでしょう。

注意すること

  1. 人の食べ物は欲しがっても与えないようにしましょう。フェレットは人とは体のつくりや必要な栄養バランスが違うため、病気のもとになります。また、しつけのうえでもあまりよくありません
  2. フェレットは食物繊維を分解することが苦手です。生のニンジンやキュウリ、玉ねぎやネギ類などの野菜類及び穀物などは与えないようにしましょう。ジャガイモの芽も与えてはいけません
  3. チョコレートやスナック菓子はフェレットには刺激が強く、糖尿病や肝臓の病気を引き起こす原因となり危険です

フェレットの運動及び休養

フェレットの習性等に応じた必要な運動、休息及び睡眠を確保するようにしましょう。

  1. 暗くなったら消灯し、静かな環境に置きましょう。もともと夜行性なので日中はほとんど寝ています。夕方から夜にかけて活発に活動します
  2. 複数飼いはできますが、衛生面やゲージの大きさ等はくれぐれも注意してください
  3. 好奇心旺盛で活発ですが、大きな音をたてたり急にさわったりしないこと
  4. ケージの中だけでは運動量が足りないので、お部屋などに放して一緒に遊んであげましょう

フェレットのしつけ

動物が家族や人間社会の中で一緒に生活していくためのルールを教えることがしつけです。体罰、大声、おどしは絶対に避けるようにしてください。

  1. もともとフェレットは人に服従する動物ではありません。強く叱っても怖がるだけで何も効果はありません。動きをよく観察して、やってはいけないことを事前にさせないように心がけてください
  2. かみ癖:かむ原因にはさまざまな理由があります。無理に直そうとはせず、ゆっくりコミュニケーションをとりましょう
    • 赤ちゃんのときはよくじゃれがみをします。成長と共に落ち着いてきます。ゲージ内にはかめるオモチャを入れましょう
    • 歯の生える時期は歯のかゆさでよくかんできます。ゲージ内にはかめるオモチャを入れましょう
    • おなかが空いて狂暴になり、かむことがありますので、エサはおなかいっぱい与えてください
  3. 合図:フェレットは音に対して、とても敏感です。音の鳴るオモチャなどで音を鳴らしたらおやつをちょこっと与えてください。これを数回繰り返すだけで、音を鳴らすと喜んで近寄ってきてくれます
  4. 持ち方:抱っこするときは片手でフェレットの肩辺りを持ち、もう片方の手で腰と後ろ足を包み込むように持ちましょう。 しっぽをひっぱったり持つのはやめましょう。脱臼や骨折の原因になります

フェレットのお手入れ

フェレットの健康を保つためには、日ごろのお手入れは大切です。体中をくまなく触ることは、病気や異常の早期発見につながります。また、お客様がフェレットの体をくまなく触ることで、スキンシップを図ることができます。

  1. ブラッシング:汚れや抜け毛を取り除き、つやのある毛にすると同時に皮膚の血行をよくする。運動の後に、まず毛並みに逆らってブラシをかけて汚れを浮かし、次に毛並みに沿ってブラッシングしてあげます。特に、フェレットは体を清潔にするため、体を舐め、毛を一緒に飲み込むので、毛の抜け替わる時期にはこまめなブラッシングが必要です
  2. シャンプー:基本的にシャンプーは必要ありません。シャンプーをすればするほど皮脂をとり、体臭は強くなります。回数はできるだけ最小限にとどめておきましょう
  3. つめ切り:つめは定期的に切りましょう。伸びすぎたつめを放置すると、つめを折ったりはがしたりすることがあるので注意。また深爪によって血が出ることがございます。その場合は止血剤などを使うとよいでしょう。(当店では有料で爪切りを行っています)
  4. 耳の手入れ:耳の中のチェックが時々必要です。フェレットの耳は汚れやすいので、まめに行いましょう。専用のローションを耳の中に入れ耳を揉むようにして、なかの耳垢を溶かします。頭を振り、ある程度汚れが出てきたら綿棒などでやさしくふきとります

フェレットの病気と共通感染症

混合ワクチンについて

ワクチン接種は怖い伝染病(犬ジステンパー)からフェレットを守るためのものです。ワクチンはお迎えいただいた日から〇〇〇〇〇日位たった体調の良い時(元気で食欲もあり、便の状態もよい時)に動物病院で接種します。初年度は2回接種します。ワクチンが終わるまで外出や他の犬などと接触しない様にしてください。(1年ほどで効果がなくなりますので、毎年継続して接種します。

かかりやすい主な病気

  1. フィラリア症:そうめん状の細い虫が心臓や肺動脈の中に寄生する病気。蚊に刺されることで感染。寄生数が多いと心臓の機能に障害を与え、放っておくと心不全で死亡することもあります。飲み薬などで予防できます(駆虫薬は4月から11月の期間与え続けるとよいでしょう)
  2. 犬ジステンパー症:犬などから感染する怖い病気。食欲不振、発熱、目ヤニ、鼻水等が主な症状。これに感染するとほぼ100%死亡するといわれています。ワクチン接種で予防できます。ワクチン接種をして、免疫ができるまでは犬などと接触させないでください
  3. 下痢:フェレットのお尻が濡れている場合、下痢をしている状態です。原因はいろいろ考えられますが、特に環境の変化によるストレスが影響する場合が多いようです。この他にも食べ物、水、衛生状態なども考えられます。この様な場合は触らず安静にしてあげて、お水の中に乳酸菌を入れてあげるとよいでしょう
  4. 副腎腫瘍:さまざまなホルモン分泌をしている副腎に腫瘍ができる病気。症状として脱毛がみられます
  5. リンパ肉腫:食欲不振、元気消沈、体重減少、リンパ節腫大が主な症状
  6. 寄生虫:ノミ、ダニ、シラミなどの寄生虫がつきやすいので注意が必要です
  7. 皮膚病:毛並みがパサパサする。脱毛、じくじくとした液のにじみ、かさぶたなどが見られます

人と動物の共通感染症

動物から人へ、人から動物へとうつる病気を、人と動物の共通感染症といい、200種類以上あるといわれています。主な共通感染症及びフェレットにかかりやすい感染症には次のようなものがあります。

  • 犬:パスツレラ症、皮膚糸状菌症、回中虫、狂犬病など
  • 牛など:Q熱、クリプトスポリジウム症、腸管出血性大腸菌症など
  • サル:Bウィルス病、細菌性赤痢、結核など
  • 鳥類:オウム病、高病原性鳥インフルエンザ、ウエストナイル熱など
  • ミドリガメ:サルモネラ症など
  1. 結核:野鳥などの鳥のふんから感染する場合があります。野外に放す場合はくれぐれも気を付けること
  2. レプトスピラ症:発熱、筋肉痛、黄疸等が主な症状。尿との接触などによる感染が多い
  3. サルモネラ症:不衛生な水環境が原因で起こる、細菌性の食中毒の代表的な病気。人に感染すると急性胃腸炎等の症状が出て、ときには敗血症を起こし命にかかわる事態になる場合もある。幼児、高齢者、妊婦は特に注意を要する
  4. 狂犬病:感染した犬などの動物にかまれてうつる恐ろしい病気。温血動物はすべて感染する。現代でも治療薬はなく、人も動物も発症すると100%死亡。日本では昭和32年以降流行はないが、世界では現在でもほとんどの国(地域)で発生し、年間3万人以上の人が死亡。屋外での飼育を避けたり、野生動物との接触は避けるようにしよう

健康管理と予防方法

フェレットがかかる病気は、感染症、腫瘍、生活習慣病など人と同じようにたくさんあります。病気を早期発見するには、常に元気・食欲・ふんや尿の状態などに注意していることが重要です。良いホームドクター(獣医師)を決めて、様子がおかしい時は早めに受診しましょう。なお、病気になった時にあわてるより、普段からバランスのとれた食事や適量の運動に気を付け、ワクチンや薬で予防することが一番なのはいうまでもありません。

また、共通感染症を予防するには、口移しで食べ物を与えるなどの過度の接触をしない、ふんや尿は早めに処理する、動物の体や生活環境を清潔にする、動物の体に触れたり、ふんや尿を扱った後はよく手を洗う、などのことを守り、衛生的な飼い方心がけていれば、必要以上に恐れることはありません。そして、普段から動物の健康状態に注意して、具合がおかしいと思ったら、早めに獣医師に相談してください。また、お客様自身やご家族の健康状態にも注意し、異常があれば医師に相談しましょう。

フェレットの繁殖制限措置など

フェレットのメスは成熟すると発情し、交尾刺激がないと排卵がきず、発情が持続することで性ホルモンが分泌され続け、貧血を起こし、死に至ることがあります。それを防ぐため、フェレットは避妊・去勢された状態で輸入されています。そのため、フェレットを繁殖することはできません。