千葉県、神奈川県、埼玉県でご提供している、ハムスターの仲間の飼育方法をご紹介しています。
飼育方法は、ゴールデンハムスターとドワーフハムスター(ジャンガリアンハムスター・ロボルフスキーハムスター・キャンベルハムスター)共に共通です。
一般的にハムスターの寿命は2~3年といわれています。決して長くはない寿命ですが、お買い上げされたハムスターを1日でも長く大切に飼育していただけることを願っております。ご紹介している内容は飼育するにあたっての必要最小限となっておりますので、専門の飼育書などもご参考にしていただき、より深く飼育方法を理解して飼育なさってください
飼育するゲージはハムスターの大きさや習性に応じた十分な広さを備えたものを用意しましょう。また、トイレ、ベッド、おもちゃなども必要です。お掃除が簡単で、事故がないよう逃げ出さないもの、とがっていたりせず、怪我をしないものを選びましょう。
ハムスターの健康管理のため、定期的に掃除や消毒を行い、適切な衛星状態を保ちましょう
適切な日照や通風などの確保を図り、適切な温度や湿度が維持された飼育環境を保ちましょう。
ハムスターはとてもデリケートです。次のことを必ず守って大切に育ててください
ハムスターは買い始め、ケージに入れ、放し飼いはしないでください。体力を消耗して、ぐったりしたり、うんちがゆるくなったり、ごはんを全く食べないという症状を起こす場合があります。また、車での移動や新しい環境に慣れないことでのストレスなどでも同様のことがいえます。新しくお迎えした当日はゲージの外に出さず、ゲージ内でゆっくり安静にしてあげてください。なお、1週間たったぐらいから、少しずつゲージの外に出して遊んであげてください。
ゲージの外に放す場合、電気コード等の細いものをかじることがあり危険です。目をはなさないよう注意しましょう。
夏:冷房の効いたお部屋や、直射日光の当たる場所には置かないでください(風通しのよい涼しい場所がよいでしょう) 冬:寒さには弱いので、暖かいお部屋に置いてください。小動物用のヒーターを入れてあげるのが理想です
飼育の適温は20度から25度です。10度を下回ると冬眠し、30度を超えると熱射病の危険があるので注意が必要です。また、寒暖の差が激しいときも注意が必要です。
雑食性です。主食にはハムスター専用のペレット(総合栄養食)を与え、副食にはヒマワリやくるみなどの木の実類、ハト用の配合飼料などの穀物類、アルファルファ(干草)、野菜、煮干し、それに近いおやつなどを与えます
1日(30分程度)で食べきる量を飽食(餌の入れっぱなし)にします
お水はいつでも飲めるよう、常に清潔なものを置いておきましょう。体が濡れてしまうことがないボトルタイプがよいでしょう。
ヒマワリの種だけを与え続けると、栄養が偏り、健康を害する恐れがあるので注意してください
ハムスターの習性等に応じた必要な運動、休息及び睡眠を確保するようにしましょう。
ハムスターの健康を保つためには、日ごろのお手入れは大切です。体中をくまなく触ることは、病気や異常の早期発見につながります。また、飼い主がハムスターの体をくまなく触ることで、スキンシップを図ることにもなります。
小さいうちから少しずつ触ってあげることで慣らすことができます。次のことに注意してください
高いところで抱っこをしようとすると、無理に飛び降りようとして危険です。必ず座った状態で抱っこをするようにしましょう
ハムスターは弱い動物なので、病気になった場合に致命的になる場合が多いので、普段からの予防対策が重要です。また、大きな物音などにより気絶やショック死などの事故例もありますので、扱いには十分に注意してください。
動物から人へ、人から動物へとうつる病気を、人と動物の共通感染症といい、200種類以上あるといわれています。主な共通感染症及びハムスターにかかりやすい感染症には次のようなものがあります。
ハムスターがかかる病気は、感染症、腫瘍、生活習慣病など人と同じようにたくさんあります。病気を早期発見するには、常に元気・食欲・ふんや尿の状態などに注意していることが重要です。良いホームドクター(獣医師)を決めて、様子がおかしい時は早めに受診しましょう。なお、病気になった時にあわてるより、普段からバランスのとれた食事や適量の運動に気を付け、ワクチンや薬で予防することが一番なのはいうまでもありません。 また、共通感染症を予防するには、口移しで食べ物を与えるなどの過度の接触をしない、ふんや尿は早めに処理する、動物の体や生活環境を清潔にする、動物の体に触れたり、ふんや尿を扱った後はよく手を洗う、などのことを守り、衛生的な飼い方心がけていれば、必要以上に恐れることはありません。そして、普段から動物の健康状態に注意して、具合がおかしいと思ったら、早めに獣医師に相談してください。また、お客様自身やご家族の健康状態にも注意し、異常があれば医師に相談しましょう。
ハムスターは6週齢から妊娠することができ、一度にたくさんの子供を産む繁殖力の強い動物です。飼育頭数が増えて、適切な飼育管理ができなくなった場合には動物を劣悪な飼育環境下に置いて虐待することとなるだけでなく、人に迷惑や被害などを及ぼしたり、遺棄や虐待などの違法な事例を発生させることとなります。動物が繁殖し、飼育数が増加しても適切に飼育できる場合以外はできる限り繁殖を制限するように努めましょう。 繁殖を制限する主な方法としては、オスメスを別々に飼育することが望ましいでしょう。
ハムスターにかまれたことにより、アナフィラキシーショックを起こす場合があります。ハムスターの唾液に対してアレルギー反応を起こすことにより発生したと考えられています。過度にハムスターに接触しないこと、またかまれないように注意してください